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恐怖と愛との共通点は、共にかなわぬ者への願いや祈りであり、そしてそのための自己放棄という点である。違う点は、恐怖が拒絶と嫌悪であり、愛情が交流と融和である。 従ってまた、そこから方向性としての願いや祈り、自己放棄というのが共通の傾向として現れる。また、相手に服従しようとする点でも一致している。また実際に、恐怖と愛は互いに入れ替わったり、混同したり、混じり合ったりもしている。 たとえば、独裁者に対する恐怖と尊敬や愛情といったものは、紙一重である。いったい、どちらがホントの自分なのか自分でもハッキリしないし、分からないのである。 |