index< 日誌 < aj情緒 < 24b-27情緒② 「続、存在のカタチ」p9 |
現実に生きている自分というのは、すでにあらかじめ規定されている。自分の肉体のカタチと、その内的構造がそうなのである。それ以外に成り得ないという意味でそうなのである。 しかし、ここでいう「成り得ない」というのは、何かに「成らねばならない」というのを、あらかじめ前提にしている。それでは、このような前提は成り立つのだろうか。ただ、別に何にも「成らなければ」良いではないか、ということである。 何か、あらかじめ決められた一つのものに当て嵌めて考えるから、そういう発想しか出て来ないのである。あるいはまた、何かそれ以外の、別の存在に成ればよいのである。 ~何かに「成らねば」ならないという先入観があるから、それが無意識の内に「そうであるべきだ」と思い込んでいるのである。つまり、これは偏見であり、主観なのである。 |