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4、生存の仕方。


これを人間の生存の仕方で見ると、数十数百年の変化は日常の習慣の変化をもたらす。そして当然、常識や価値観、及び場合によっては信仰の変化をも伴う。

またこれが数百数千年の変化であれば、身体内部の体質の変化をもたらす。たとえば、シベリアのエスキモーのような極寒の地で生きる民族とか、南米ペルーの高地に先祖代々生きる遊牧民族などがそうである。

数千年に渡る同じことの繰り返しが、肉体の生理そのものを変えてしまったのである。あるいはこれを、数万数十万年の単位で見ると、例えば原始人が火や衣服や住居を発明することによって、人類が熱帯から温帯と寒帯へと進出して行ったのもそうである。

また、それに伴い肌の色や体形の変化も起こっている。要するに、このような自己の肉体の特質とその延長線上を離れたところに、人間というのは生きて行けず、存在もし得ない、ということなのである。

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2018-0710-0715