index< 日誌 < aj情緒 < 24b-30情緒D 「記憶の痕跡」p7 |
これは自分自身の中にある、自分にしかない、自分だけの特性や傾向といったもので、また、その必然性と原理とでもいったものである。そしてまた、そこから自己と他者が区別されてきているのである。 従ってまた、これを離れたところに自分というのは存在せず、自分という者の喪失を意味する。主体としての自己の自律性を失うということである。だから、それはどんなことがあっても、何が何でも守り通さねばならない、自己の同一性なのである。アイデンティティーであり、自意識の根源なのである。 |