index< 日誌 < aj情緒 < 24b-31 「情緒の生理」p3

3、接点。


外の刺激に対する、このような自己の自律した必然性。同一の刺激に対する自己固有の特有の感じ方や傾向といったもの。さらに、それを感じるリズムと感覚の統合された特有の編集能力といったもの。

そして、このような出所不明の様々な感覚を関連付け、繋ぎ合わせ、押し拡げ、特有の秩序の下にカタチあるものとして、その輪郭をあらわに映し出して行く。それはバラバラな感覚を、自分の中で一つのカタチある姿に作り出しているのである。観念の世界の中で、感覚をカテゴリー化しているのである。

つまり、これが秩序の原理であり、それ自体が自己の自律性なのである。そして、こうしたことの無意識の自分でも気づくことのない、自分の中の移り行く時間の流れの世界が情緒なのである。時間とは「繰り返し」のことなのである。

そして、これがすべての始まりであり、現実と意識との接点であり、根源であり、根拠となっているのである。

戻る。                履歴へ


index< 日誌 < aj情緒 < 24b-31 「情緒の生理」p3

2018-0710-0715