index< 日誌 < aj情緒 < 24b-32 「情緒の互換性」p3 |
その答えは、自分も他人も、そして誰もがみな同じ意識と心理のシステムを採用しているからである。だれもが個性ある他人なのであるが、それにもかかわらず、その原理といったものが「同一の種」であるという、同一のシステムの上で営まれているからである。 要するに、互換性があるということである。人類という、同一の「類」であるということが、同じシステムと原理の同じ世界の住人なのだということである。 そして、この限りにおいて、意識や思想といったものを共有し合うのであって、共有せざるを得ないのであって、また、そうしてのみ、同じ人類の一人として生きて行くことが出来るようになるのである。そしてまた、そうしてこそ、同じ人類の一人だと言い得るのである。 |