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自分の外の現実から何かを感じ取るといった場合、身体表面上および身体内部での様々な反射作用、また、それに伴う直接間接の神経や生理の作用が随伴する。そして、それらが繋がり迷走しながら響き、乱反射を繰り返しながら交錯する。自律神経の働きもそうである。 あるいは、そうした連鎖し関連し合う様々な作用の、時間的に連続するリズムやアンサンブルといったもの。また、そのパターンや様式といったもの。そうしたことのすべてが、当初の、そうした感覚を引き起こした刺激とは直接の関係がないものだったりする。 要するに、いったん刺激として体内に入ってくると、それが種々様々な器官や部位に乱反射を繰り返して、さ迷い、一人歩きを始め、そうしているうちに自分にとっての意味というのが分かってくるのである。または、余計にワケが分からなくなるのである。分からないというのが分かってくるのである。 |