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1、外見。


当初、それが習性として定着する前にあった、その目的や意図、そしてそれが本来持っていた意味といったものが忘れられ、失われ、気づくことも、思い出すこともなくなって、その習性自体が一つの目的と化するようになる。目的から理由が失われて、目的自体が自己目的化するのである。

何か目的があってそうするのではなくて、自分を正当化し、相手を騙すための手段として、それを利用するのである。目的とその行為が分裂して、それ自体が手段と化しているのである。

本来あったはずの目的が失われ、いつの間にか、それとは別の目的を達成するための手段になっているのである。外見や体裁といったものが、相手を騙して陥れる偽善のための手段になっている。

自分の外見や体裁が、本当の自分とは別の自分を表現している。自分が自分の中で分裂している。

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2018-0719-0725