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たとえば、「みずいろ(水色)」という色の見え方について考えて見よう。 私たちには、なぜ、「水色」という色が水色として見えてくるのだろうか。それは、それが私たちにには「水色」にしか見えないからであって、そしてまた、これを私たちは水色として定めてきたのである。これが水色なのだと。 だからまた、水色というのは、これしかないのである。これしかないという、そうした色の定められた範囲を、私たちは水色と言ってきたのである。 しかし実のところ、これはほとんど答えになっていない。いったい何が水色なのかと問うているのではなくて、どうして水色に見えるのかと問うているのである。それが「水色」に見える人間の感覚を問うているのである。 |