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1、真上の空。


見上げる空の色は青色である。しかしまた、季節や朝夕、それに自然環境からくる空気の質によっても多少違って見える。

同じ空の色でも、真上の空を見るともっとも青くて、むしろ少し黒色の混じった強い青色に見える。これは、ある意味で威圧的である。上から重くのしかかってくるような色である。それが有無を言わせぬ、交渉の余地なき一方的な強制力のように感じられて来るのである。

それは、ほんの少し黒色が混じっているからで、それだけで何か私たち人間が係わり合うことの出来ない、別の世界を垣間見ているような気がしてくるのである。

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2018-0719-0725