index< 日誌 < au錯覚< 24b-44思い込みG 「感覚の誤解」p7

1、正体不明。


得体の知れない騒音やメロディーのようなものが、自分の体内から聞こえてくることがある。

それはちょうど、カタチなき感情や衝動といったものが、自分でも得体の知れないイメージや、途切れ途切れの正体不明のシルエットとなって浮かんでくるのと同じで、耳の中で何かしらの音の連続したリズムやメロディーのようなものとして、たしかに聞こえてくることがある。耳鳴りがするといったときもそうである。

これは何かの幻覚なのだろうか。イメージにしても何かしらの幻覚や見まちがい、誤解なのである。あるいは、そうした得体の知れないおぼろげな輪郭やシルエット、そしてそのレイアウトといったものが、自分の脳裏の無意識の世界に浮かんできて、そして何かを呼び起こしている。

あるいは、そうしたことが幻覚や錯覚のように暗がりの中から見えてくることがある。それは確かに見間違いや勘違いなのであるが、しかし確かにそのように見えてしまうことがある。

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2018-0719-0725