index< 日誌 <s設定 au錯覚< 24b-46思い込みI 「存在の原因」p7 |
どんな生物でも音が出る。生きている以上、身体は動くのであって、動く以上、音は出る。外に対して身体が反応するし、自分の体内においても、それは動いている。 そして人間の場合、感情の高揚と共に呼吸も荒くなり、心拍と血行も激しくなる。そしてこれがノドと気管に作用して、呼吸の瞬間的な障害と激高が音となって出てくる。叫びや、うめき声や、泣き声となって出てくる。 しかし、その発声の起源の始まり時点というのを私たちは知らないし、知ることも、確かめることも出来ない。それは始まりの起源というのが曖昧で、どこかで「区切る」ということが出来ないからである。 |