index< 日誌 <s設定 au錯覚< 24b-46思い込みI 「存在の原因」p7 |
これはを例えるなら、図形で言う「折れ線」を、限りなく拡大して行くと曲線となり、さらにもっと接近して行くと、限りなく小さな角度の付いた無限に無数な、小さな直線の無限の連続となる。 そしてこれを時間に例えるなら、これを非常に長い歴史的な時間で見ると、それが変異に見えるし、また、それを非常に短い瞬間的な時間で見ると、それが取るに足らないどうでも良い、変化とも言えないような極めて小さな誤差の、無限の連続にに過ぎないのである。 だからまた、その「始め」というのを確かめることも、認めることも出来ないということなのである。それはただ単に見る側の、時間の長さの違いに過ぎないのである。 |