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9、原理。


だから、このような大多数の普通の人々にとっては、このような下の者=マイノリティーは、どうしても必要な存在なのである。なぜなら、それは自分の自尊心とその優位な自意識の根拠となっているからである。

弱い立場の者を辱めて痛めつけることによって、自分の優位な立場を認めてもらうのである。また、弱い立場であるがゆえに報復される心配もない。それは、ただ痛めつけられるだけが取柄の、「やり得」なだけの存在なのである。実際、そうなのである。どこでもそうなのである。

そして、もしも「下の者」がいなければ、それを作り出すし、捏造もするし、でっち上げも公然とする。社会全体がそれを求め、そして望むのである。そして、たいていだれからも、それが支持される。

この世界では、このようにして世の中の秩序と平和が保たれているのである。それは学校でも、会社でも、近所の自治会でも、そしてまた、親戚や身内兄弟の間でも、やはりそうなのである。このような共通の原理で動いているのである。

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2018-0725-0811