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3、差別。


しかし、たいていの大多数の人間は、だれもそんなこと気にしないのである。気にする必要も、気にする場面も、機会もないというのが実情なのである。そしてこれが普通の大多数の人間が生きている世界なのである。

そして実のところ、差別といったところで、差別される側の方で、差別されるようなことを確かにしているのである。たとえ10人中の1人だけがそうだったとしても、世間はそのように見ないのである。

10人中10人の誰もがそうだと見なすのである。だからまた、差別されても仕方がないと、言えなくもないのである。実際のところ、このような差別される側の真の敵は、同じ差別される側の人間なのである。

戻る。                続く。


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2018-0725-0811