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しかしなぜ、こうしたことが起こるのだろうか。それは人間というのが、自分が自分であること、そして自分であり続けようとするからである。また、そうして存在が継続して行くのである。 自分が、自分の理由や意味といったものを求め続ける限り、そうならざるを得ないのである。これが現実という世界のバランスであり、その必然性であり、そしてまた、種としてのそれ自体の指向性なのである。そしてこれが自己の主体性なのである。 自分の存在というのが現実の肉体に制約される以上、その限界と範囲の中で自分を探し求めなければならない。すなわち、自分自身のそれまでにない、新たな理由と意味を求め続けざるを得ないのである。 |