index< 日誌 ar象徴< 24b-57コミュニケーションB 「交感」p4

1、ためらい。


コミュニケーションの交感と交流とは、相手と自分に対するだけではない。自分自身の中で、自分の肉体と精神がコミュニケーションしているのである。そうしたカタチなき肉体内部の動きといったものに、自分の精神が反応し、それを認め、そして意識し、確かめているのである。

自分がだれで、何をしているのか、自分が自分を見て確かめ、そして意識しているのである。自分で自分を意識しているのである。自分を動かしている、この肉体というのは、そのカタチと動きによって確かめられるのである。

精神が自分の肉体にたずねているのである。しかし、肉体は自分が知っていることしか答えられない。従って、精神はそれでもって納得するしかないのである。だから、いつもどこかで動揺し、ためらい、戸惑っているのである。

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2018-0725-0811