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2、向こう側。


現実が、どこかでズレて歪んでいて、そうして錯覚したり、誤解したりしているのである。現実というものに、どこか不可解な違和感を感じてしまうのである。イヤ、やはりどこか違うのだと。

こうしたことが人間をして、どこか見知らぬ遠い所へといざなっていて、現実の世界の中で、見えない壁の向こう側へと人々を駆り立てているのである。

自分の中に新たな発見を求めて、いま生きている現実のその向こう側に、もっと他の自分が居るのかも知れないと思えてくるのである。

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2018-0725-0811