index< 日誌 <ai原理< 24b-62上下の関係F 「選ばれた人間」p5 |
そして、このようなシステムが目指すところの、上下の関係の中に自分を組み入れることが、自分の地位と立場を保証してくれるのである。そしてこれが自分の有利な立場と優秀性と「偉さ」を証明していると、信じているのである。そしてまた、このように信じることが、自分の地位と名誉の源泉になっているのである。 このような賢さ、そしてそうした自分は偉いし、認められて当然で、そしてまた、そうした秩序を拡げて行くことに、自己の社会的地位と自尊心、そして自意識とアイデンティティーを見い出しているのである。 このような上下の関係とは、「上の者」と「下の者」のことであり、そしてまた、そのどちらでもない中間層としての「普通の人々」のことを指している。すなわち、それは責任を負わず、責任を取らされることもない、そうしたフツーのどうでも良い人間のことを意味している。 |