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見える姿カタチは、無機的な物理的世界である。しかし、これが動くことによって、そしてまた、そうした時間的な変化の動きの中から観念的なもの、言い換えると、それらの変化の中にあって、それを動かし規制し条件づけている、原理や必然性を知ることが出来るのである。 そして、これを通して私たちは、自分自身の意識や精神の世界を見ることが出来るのである。あるいは、自分自身の観念の世界を見ているのである。 あるいはまた、そうした現実世界の変化し移ろい行くあり様の中から、私たちは自分自身の感じ方といったものを感じ取ることが出来るのである。そして、この感じ方とは、詰まるところ、これが自分自身の存在の仕方のことなのである。 |