index< 日誌 <l見えないもの< 24b-71「妄想する感覚」p6 |
無意識とは、肉体内部の分泌腺や自律神経などの、自律した肉体内部の作用のことなのである。人間の意識とは別のところで、人間の身体がそれだけで独立して、肉体としての機能と営みをくり返しているのである。意識から離れた肉体が、自分自身で一人歩きをしているのである。 私は、私の肉体に対して不自由なのである。思い通りにならず、肉体は肉体自身で意識とは別の世界を生きているのである。そして、これが無意識の世界なのである。 無意識とは、自分自身のことでありながら、自分の意識の届かない世界であって、そうした自分自身の肉体のことを指している。自分の肉体はすでに与えられているのであって、あらかじめ定められているものなのである。 |