index< 日誌 <l見えないもの< 24b-71「妄想する感覚」p6 |
そうした、自分ではどうにもならない、自分自身の肉体のことが無意識の世界なのである。それは、もともと自分で選ぶことの出来ないものなのである。しかしまた、この肉体のカタチを通してのみ、自分を表現し得るのである。 それは潜在的で沈んだ、閉じて得体の知れない、そしておぼろげで何もかもが定かでなく、何も見えず眠ったままの、あるいは沈み込んだままで表に出てくることのない、自分でもワケの分からない世界なのである。 いつまでたっても、いつでもどこでも自分にまとわり付いてくる、そうした自分にとって陰のような存在なのである。そしてこれが、いつもどこかで自分をコントロールしているのである。 |