index< 日誌 < aw色< 24b-74みずいろ② 「氷」p3 |
水色は地平線近くの空の色が最もそれに近く――ただし、地平線そのものはほとんどシロ色である――、同じ空でも真上の天空だと青が強くなり、白色が消えて黒色が混じってくる。 これは真上だと、それだけ大気の厚みが薄くなって、何もない宇宙空間の真っ暗な色が透けて見えてくるからである。しかし、それは前回述べたので、今回は氷山や氷について考えて見る。 南極と北極の巨大な氷山の切り口や、私たちが日常に見るちっぽけな氷の切り口にも、よく見ると、どこか非常に薄く青色が混じっているように思えてくる。実際にそう見えているのか、それともそれを見ている自分の頭の中だけで、そう感じてしまうのかどうかは、はっきりわからない。 |