index< 日誌 aw色< 24b-75みずいろB 「水」p2

2、無意識。


自分の中に巣食う、限りなく果てしのない精神の世界を僕はさ迷っている。さっさと気づかないフリをして出て行かねばならない。これは閉ざされた、そしてそれだけで完結した世界であって、いったん気を取られると決して抜け出せない、底なし沼のようなところなのである。

このような自分の中にある、沈んで抜け出るということがない、外から見えない陰のような世界、そうした得体の知れない闇の世界を垣間見ている。

水の中では下に行くほど暗くなり、終いには何も見えなくなる。光と明るさは上にある。まぶしく光輝く白い世界が上に見えている。上に向かって出て行かねばならない。

これは、たぶんぼく自身の中の潜在意識の世界である。隠れて埋もれたままの気づかず、見えもせず、思い出すこともほとんどない、そうした僕自身の中の無意識の世界なのである。

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2018-0811-0816