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教会がそうであり、都会がそうであり、見知らぬ人々が行き交う中世のバザールがそうであり、なにかの祭りがそうなのである。そうした見知らぬ異国の人々の暮らしや感じ方といったものがそうなのである。 そうした交流の中で私たちは知らぬままに、自分でも気づかないまま新たな自分というのを発見し、そしてまた、それへと自分をいざなっているのである。 ナリスマシとか、コピーとか、マネしているだけだと言っても、人類の歴史自体がもともとそうなのであり、そうして文明が伝播し拡大して来たのであって、また、そうやって私たちは自分というのを発見し、発展させてきたのである。 |