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3、外の世界。

しかし、これだけなのだろうか。自分は、自分というのは、もっと別の世界があったのではないだろうか。いま自分が知っている、そうした表情や仕草以外の、もっと他の自分がどこかに居たのではないだろうか。

いま何気なく行われているポーズや表情以外の感じ方や感性といったものが、どこか他にあったのかも知れない、そう思えてくるのである。

新たな、あるいはそれ以前の、もともと自分の中にあったもの。そうした何かがもともとあって、自分はただ忘れていて気がつかなかっただけなのである、そう思えてくるのである。自分が新たな自分を求めて、自分の外の世界へ出て行こうとしているのである。

戻る。               続く。


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2018-0816-0825