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自分の意識と無意識の、それ以前のところで何かが自分をとらえて放さず、逃げられず、逆らえず、それへと誘われ導かれてゆく。ワケもわからないまま、それが指し示すところへと目指し、たどって行くのである。 まるでそれしかないように。あらかじめ何もかもがそのように仕組まれ、予定され、設定されていたかのように。だからまた、何としてもそれを確かめずに居られないのである。 自分が、自分の意識以前のところで、自分とは別のもう一人の他人のような自分によって支配されている。 |