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何の脈絡も、つながりも、関係もなしに、いきなり今は失われた何かの印象や記憶のカケラとして現れ、そして消えて行くのである。しかしまた、それが気になって仕方がないのである。何か自分にとって、とっても大切なものが失われているように思えてきてならないのである。 まるで自分でもどうにもならない、根源的な衝動や本能のように思えてくるのである。衝動? そうです。それは自分でもどうにもならないことなのである。 自分の中に、もう一人の別の自分が居て、それが僕を見つめ続けている。そうした逆らうことが出来ない、絶対的な強制力のようなものが、自分をとらえて放さないのである。 |