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そうせざるを得ず、そうするしかなく、そうならざるを得ないのである。そうやってしぶとく生き続けるのである。何ら実体なき観念や空想といったものが、そうして現実の物理的世界に留まり続けるのである。 そうして、現実の物理的で無機質の世界に意味と理由を映し出しているのである。しかし、こうした特質を個体のレベルで見ると、表情や仕草や習性として現れてくるし、これを社会的レベルで見ると、文化や宗教、政治システムとして現れる。 このような考えは「オカルト」に聞こえるかも知れないが、決してそうではなく、人間の存在というのが、その身体と自然環境によって規定される以上、現実的にも、文化的にも、そして歴史的にも仕方のないことなのである。 |