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それは何かの動きや運動であれば筋肉の作用として、目に見えるものであれば視覚の作用として、あるいは、触れるものや肌から感じられる気配いとしては、身体全体の表面でもって感じられてくる。湿気を含んだ生ぬるい風と熱の方向などがそうである。 感覚の作用といったものが、それを覚えていて、そしてそれが楽しく感じられたり、嬉しくなったりもしてくるのである。これは意識とは別の、感覚だけの無意識の作用である。そうした肉体の記憶である。自分の意識が届かないところで、自分の肉体が、その生理の条件反射のパターンとして受け継がれて来たものなのである。 |