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1、時代の思考。

もちろん、多くの種が絶滅して来たし、そしてまた、変異によって生き残りもしている。しかし、絶滅した種といっても、その当初は、これもまた変異によって始まった種なのであって、すなわち、これが種の寿命なのである。

そして、このような種の存在理由自体が歴史的で現実的な概念なのである。というのは、それは時代が求めた、その時代特有の常識だということである。その歴史的時代の現実を反映した思考の形式だということである。

だからまた、このような概念に基づいて考えるから、「生き残る」とか「絶滅」などという発想になっているのである。これは、生き残るのでも絶滅するのでもなく、ただその種の存在理由が寿命と迎えたということなのである。

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2018-0825-0908