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1、痕跡。

すなわち、存在理由やタマシイとでもいったものが変異し、変質し、乗り移り、憑依し、取り憑いてゆくのである。自らの精神の新しいカタチと住処を求めて。肉体からさ迷い出て、一人歩きしながら乗り移って行くのである。

こうした事例はたくさんある。変質、錯誤、幻覚、誤解、誤差、ズレ、揺らぎ、歪み、それに誇大妄想・・・・・・などといった場面である。私たちは自分でも気づかないまま、知らぬ間にそうしたことを経験し、無意識の内に記憶しているのである。

頭でなく肉体で。意図せずして誠に不本意に。自分でも知らぬ間に、意識ではなく無意識の世界で記憶しているのである。出来事の物語りとしてではなく、ぼやけてボンヤリした、カタチにならない断片や痕跡として思い起こされてくるのである。

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2018-0825-0908