index< 日誌 < y肉体 < 24c-10種の記憶⑥ 「本能」p6


2、他人のような自分。

自分でも意味不明の何かしらの記憶の痕跡やカケラとして。それが何かの陰のようにまとわりついてきて、思い起こされてくるのである。無意識の記憶の底の奥の方から、得体の知れない正体不明の何かが浮かび上がってきて、そして映し出されているのである。

だからそれは、自分でもワケの分からない、言わば本能的で直感的な衝動の世界なのである。自分のことなのに自分でもよく分からないのである。自分でもどうにもならず、気づかないままそれへと引きずり込まれていて、そしていつの間にかそれに支配されているのである。

戻る。               続く。


index< 日誌 < y肉体 < 24c-10種の記憶⑥ 「本能」p6
2018-0825-0908