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6、異議申立て。

まるでそれしかないように。まるで、それが自分にとってどうしても必要で、それしかないように心のどこかで、そう思い込もうとしているのである。すなわち、あらかじめ仕組まれていたのである。自分の中に他人のような自分がいて、それが自分を誘い出し、導き、そして引きずり込もうとしているのである。

それは自分の中にある先天的なものと後天的なもの、すなわち、遺伝と適応との対立なのであって、そうした自分に対する底なしの疑惑と、異議申し立ての反映なのである。

それは、自分が変わらなければならず、変わろうとしていて、そして変わることが出来ず、また、変わる方法がどうしても見つからないということを暗示している。

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2018-0825-0908