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1、失われた記憶。

情緒の突発的で急激な変動は、身体内部の生理と神経、筋肉、腺などに多かれ少なかれ影響する。直接的および間接的にも、そして情緒そのものとは全く関係のない部分にも影響することがある。

これは無意識の付随的で随伴的効果とでも言ったもので、いまとなっては、何の意味も機能も役割も喪失している、大昔の記憶の痕跡とでもいったものなのである。

祖先が生きていたころの、大昔の何らかの記憶といったものが、意味不明な肉体の生理の作用の痕跡として残されているのである。それは今は失われた祖先の記憶の痕跡なのである。自分の肉体の構造とその仕組み、そしてその存在の仕方がそうなのである。
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2018-1010-1122