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5、戸惑い。

詰まるところ、私たちが生きている現実のすがたといったものは、例えるならば、服や帽子やメークといった日々取り替え可能な「入れ物」に過ぎず、そして、この見える自分のすがたに振り回され、惑わされ、さ迷い続けているのである。

それは虚ろで移り行く、無限の変化を繰り返してはさ迷い続ける、タマシイの仮の「入れ物」に過ぎないのである。そうして見る現実とは、もろくて壊れやすい夢か幻のようなもので、そしてこのすがたカタチの中から、目に見えないタマシイを捉えようとしているのである。

迷い、惑わされ、戸惑い、ためらいながらも、自らのタマシイの場所を探し続けているのである。
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2018-1010-1122