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4、オバケの正体。

自分が自分で無くなってゆく、そんな気がしてくるのである。そうした恐ろしさといったものが無意識の夢や幻覚の中で、オバケというイメージでもって表現されているのである。そしてそれがオバケに象徴化されたのである。

オバケは確かに空想の産物かも知れないが、しかし、これを現実の世界に生み出しているのは、このような人間社会の苦しみや悩みといったものが、もたらしたものなのである。

純粋な心の中の情緒といったものが、自分自身の中にある苦しみや悩みといったものを、目に見えるカタチでイメージ化し、象徴として表現したもの、これがオバケの正体なのである。

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2018-0825-0908