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そうした自分を絞め殺しにかかる、現実の目に見えない強制力が、オバケのすがたを借りてそれを表現しているのである。それは自分ではないと戒めと忠告をしているのである。 このような現実に対する際限のない違和感と猜疑心が、自分の中でオバケのすがたとなって現れ出てきているのである。だから、この場合のオバケとは、自分が生きている現実そのもののことなのである。 見える現実の世界を透かし通して見えてくる、その偽善の実体に、自分の中の精神がこれをオバケのすがたを借りて異議申立てしているのである。 |