index< 日誌 < y肉体 < 24c-16種の記憶K 「オバケ」p6 |
自分を放棄し、自分で自分を亡くした状態である。このようにして、自分が自分で無くなるから、この世のすべての苦しみから解放されるのである。 しかし、これでは生きていても死んでも同じことになる。それは自己放棄であり、自己の全否定である。そしてタマシイを食べられるとは、このことなのである。そしてこれがオバケの世界なのである。 そして、これがまた、現実の世界を支配しているのである。生き方や感じ方、習慣や、それに秩序といったものが、本来自分のものであるはずのものが、自分から離れていって、そして反対に自分を押しつぶし、拘束し、殺しにかかるものとして自分に作用しているのである。 |