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出来れば何もしなくて利益だけを頂ければ最も良いのである。何もしない以上、損もしない。少なくとも自分は周りの人間と同じように損もするし得もする。つまり、自分はあくまでも「自分たち」という仲間であり続けるのである。 ここがもっと大事なのである。これがここで生きる者にとっての自意識なのである。価値や正義の規範になっているのである。これが心の拠り所になっているのである。だからまた、この「自分たち」という世界から出るということがないのである。 だからまた、普通、周りの誰もしないことをしたがらないし、する必要もないし、それはまた、してはならないことのように教育されている。何もしないということが最善で、自分の利益にもっとも適うものとして成り立っている。 |