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1、しるし。

寂しいとき、悲しいとき、つらいとき・・・、といった場合に涙がでてくる。しかし涙自体は、もともと生理的な営みなのであって、感情とは別のものなのである。事実、大笑いするときにも涙が出てくることがある。

あるいは、眼に物が当たっても、あるいはまた、嘔吐や咳(せき)をするときにも涙がでてくる。つまり、涙が出るのは感情の種類とは直接の関係がない。それどころか、感情とはもともと異なる肉体の生理の営みなのである。

しかし、つらいときや悲しいときに涙が出て来るというのも事実なのであって、それが偶然なのかどうかというのは別として、それは悲しいというのを表現するサインや印しとなっている。

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2018-0908-0913