index< 日誌 < y肉体 < 24c-23種の記憶⑯ 「象徴の世界」p3 |
そしてこれが、私たちの目に見える現実の意味なのである。そしてまた私たちは、このような象徴化された「印し」でもって表現された現実の世界を生きている。私たちにとって見えて、気づく、知り、理解するということは、このような記号化された象徴の世界のことを言っているのである。 そして気づかないまま、無意識の内にそれへといざない、そうして行動へと導き追い立てる、そうした常習化された条件反射の世界を生きている。そして、これが表情や仕草やポーズの意味なのである。また、日常の習慣や常識の意味なのである。 それは、ある意味で思い込みと偏見、そして空想や架空の、そうした主観の世界でもある。しかしまた、それが自分にとっての現実の意味であると同時に、そうやって自分を意識し、そして知ることになるのである。 そしてまた、これが私たちにとっての現実の意味であり、私たちが知ることの出来る現実のすべてなのである。そしてまた、これが自分の中で観念化された現実のすがたなのである。 |