index< 日誌 < y肉体 < 24c-24種の記憶P 「憑依する象徴」p6


1、叫び。

なぜ、泣くときに呼吸が声となって出てくるのか。それは、むせて息が詰まるからだ。息が詰まるから、ノドの内壁をムリヤリ押し広げて息を吐く。そしてこれがノドで音になって、あるいは叫びや悲鳴やうめき声となって吐き出されているのである。

これは感情の急激な激変などの場合に、呼吸や血流、そしてそれに伴う筋肉の動きなどが、それについて行けずに、それぞれがバラバラに自分勝手なパニックを起こしているのである。

鬱屈し抑圧された感情といったものが、ノドと胸の筋肉の抵抗を打ち破って吐き出される。感情と情緒の急激な変動といったものが、肉体の通常の営みを破壊して、それが叫びや呻(うめ)き声となって出てきているのである。

履歴へ              続く。


index< 日誌 y肉体 < 24c-24種の記憶P 「憑依する象徴」p6
2018-0908-0913