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1、なにも変わらない。

個人というのが、そして個人の自由や思想、信条といったものが存在しない世界なのである。だからその意味で、とっても恵まれた「悩み」自体が存在しない幸福な世界なのである。

自分はいつも自分たちの中で生きていて、自分たち仲間の中で自分を尽くして終わるのである。それ以外の世界を知らず、知る必要もなく、またそれを知ってもならず、許してもならない世界なのである。

「自分たち」だけの殻(から)の中に閉じこもって生きている。何も見えず、聞こえず、知らされない、そうした永遠に今のままで、過去も現在も未来もない世界なのである。

履歴へ              続く。


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2018-0908-0913