index< 日誌 < u列島 < 24c-26種の記憶R 「続、武士道」p7 |
個人というのが、そして個人の自由や思想、信条といったものが存在しない世界なのである。だからその意味で、とっても恵まれた「悩み」自体が存在しない幸福な世界なのである。 自分はいつも自分たちの中で生きていて、自分たち仲間の中で自分を尽くして終わるのである。それ以外の世界を知らず、知る必要もなく、またそれを知ってもならず、許してもならない世界なのである。 「自分たち」だけの殻(から)の中に閉じこもって生きている。何も見えず、聞こえず、知らされない、そうした永遠に今のままで、過去も現在も未来もない世界なのである。 |