index< 日誌 < u列島 < 24c-26種の記憶R 「続、武士道」p7 |
そうした何も変わらない、限りなく純粋で透明な永遠の世界を生きている。イヤ、死んでいるのか生きているのか識別出来ないような、そんな世界である。だからそれを「滅私奉公」と言うのである。 そして、やたらと自分から進んで死のうとする。そしてそれが、はかなくも限りなく美しい何よりも大切なことのように思われている。 そしてこの場合にも自殺とは言わない。一緒に死ぬから心中なのであって、自殺とは異なる。そして集団自殺とも言わない。集団自決もしくは玉砕である。そして一人でおもむく特攻は「散る」と表現する。確かに美しい表現であるが、惑わされてはならないのである。 |