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6、きずな。

しかし実のところ、このようなドレイとして忍んで生きている人間――世間の少なくない人間がそうなのであるが――、このような人間こそが世の中で誰よりも大切な人間なのであって、そして、そうしてこそ世の中が維持もされ、成り立ってもいるのである。

そしてこれこそが、この世界の誰もが何としても守って行かねばならない人民であり、秩序なのである。

だからまた、この世界では何を言われても、それが嫌がらせとイジメだけの世界であっても、それでも黙って生きて働き続ける人間が誰よりも貴く偉い人間で、そして何としても、何がなんでも、どんなことがあっても、どうしても守らねばならない、人間同士の間のキズナなのである。

戻る。              続く。

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2018-0908-0913