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1、成り立ちの前提。

人間同士の間の上下の関係というのは、それは下の者が黙って聞いているから成り立つのであって、このようなガマンと忍耐こそが何よりも求められるのである。そしてこれこそがこの世界を支えている土台なのである。

たとえば、下請けが元請けに対して、部下が上司に対して無条件に従うのは当然のことなのである。それはちょうど業務上でお客様に従い媚びるのと同じことなのである。

下の者から見る上の者は生活の収入源なのであって、それに従うのは当然のことなのである。だからこの場合、何をされても、言われても、黙って聞いて従っている人間の方が偉いのである。

そしてまた、このようにして、この世界のシステムが成り立っているのである。だから、これがこの世界の存続の前提条件であり、土台なのである。

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2018-0908-0913