index< 日誌 < ai原理 < 24c-32変異B「概念の不具合」p3 |
そして、その範囲とその限りにおいて、その適応の仕方といったものは、現実の条件と本人自身の遺伝的な個性に適合するものとして、千差万別のものにならざるを得ないのである。 ちょうど、異なる種同士の間で、その肉体のカタチと生きて行く方法が異なるように。そしてまた、同じ種の内部においても、それが小さいどうでも良いような「違い」であったとしても、それでもやはり個性というカタチで肉体的にも生存の仕方においても、多少違ったものにならざるを得ないのである。 しかしまた、この「種」及び「個性」といっても、それが人間が意図的に作り出した人為的な概念である以上、やはりその境界線が曖昧にならざるを得ない。見かたや考え方、またその目的や意図に合せて多少異なったもの見えてくる、ということである。 |