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1、ノイズ。

私たちが何かを知り、感じ、確かめるといったことは、自分の身体を通してなされる。聞く・見る・触れる、そしてそうした直接の感覚がそうである。しかしそれとは別の、自分自身の肉体内部に向けられた痛覚や平衡感覚や、あるいはまた、気分的な吐き気や眩暈(めまい)などといった感覚もそうである。

しかし、気分や吐き気などといったものは、むしろ生理的なものであって、あるいは様々な複数の感覚が重なって絡み合い、あるいは、それに伴って生じたものである。これは自分が直接見て感じるものではなく、ただ直接に気分的な感覚の感じ方としてだけ伝わってくるものなのである。

あるいはまた、それら前後の繋がりの中で瞬間的に現れたり消えたりしているのである。だからまた、そうした吐き気や眩暈や息苦しさといったものは、情緒の中に入ってきた不具合や障害、ノイズみたいなものなのである。

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2018-0913-0915