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2、直接の関係。

身体表面の見る・聞く・触れる、あるいは身体内部から感じられてくる痛みや痒み・飢え・渇きなどの内臓感覚は、それだけで単独で感じられるものである。そしてまた同時に単独であるがゆえに、情緒にも気分にも気持ちにもなれない、そうした情緒以前の物理的で機械的な感覚に過ぎないのである。

要するに、明るいか暗いか、硬いか軟いか、大きいか小さいか、瞬間的か持続的かなどといった一元的で直接的・同時的なものでしかないのである。それは内向的な情緒や感情の入る余地のない、ただ単に物理的で機械的な感覚に過ぎないのである。

そうである以上、また、そうであるがゆえに、それは情緒には成れず、また、情緒とは言えないのである。

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2018-0913-0915